研究:光ファイバによる環境光の偶発的な透過を用いた動的テキスタイル

電子的な素子を用いず,さらに環境や人の偶発的な要素を取り込むことで,動的に情報を変化させるテキスタイルの実現を目指している.本研究では,光ファイバの,端点からもう一方の端点に光を透過する性質と,曲げに対する耐久性を利用し,身体のある面と離れた別の面のテキスタイルを衣服内部で光ファイバを這わせて繋ぐ仕組みを考える.これにより,空間内の明るい方に向いたテキスタイルからの光の透過パターンが,もう一方のテキスタイルの光のパターンとして現れる.本研究では特に,マトリクス状に配置した光ファイバによる偶発的な光と影のパターンを表示するものと,一面に光ファイバで特定のパターンを複数描き,パターンごとの光ファイバの束を色々な面に配置することで,身体や光の方向で異なるパターンを表示するものを提案した.

中山祐之介,橋田朋子:光ファイバによる環境光の偶発的な透過を用いた動的テキスタイル,第21回日本バーチャルリアリティ学会大会, 11D-03


In this project, I aim to realise a textile that dynamically changes information by not using electronic elements. Utilising the durability against bending and property of transmitting light of the optical fibre, I propose a mechanism to connect textile of another side apart from a certain side of the body through optical fibre inside the clothes. As a result, the transmission pattern of light from the textile facing the bright side in the space appears as the light and darkness pattern of the other textile.

(2016.6)