Photo Jammer

OLYMPUS DIGITAL CAMERA実装写真application

撮影とは、現実の情報を一方的に取得することだ。撮られる方は受動的であり、被写体はこれを阻止する方法がほとんどない。 撮影をさせないように呼びかけても、全ての人が撮影をしないと言い切ることはできない。多くの人が持っているスマートフォンをはじめとした携帯端末のほとんどにはカメラが搭載され、誰もが何処でも自由に写真や動画を撮影することが可能となった。その影響で、盗撮によるプライバシー侵害・著作権侵害などの問題が発生している。このような背景のなかで、撮影されたくない人や対象物が撮られにくくなる仕組みが必要であると考えた。Photo Jammerは撮影を阻害する空間を作り出す照明装置である。この作品が組み込まれた空間は、誰に撮影されてもノイズののった写真しか撮れない。この作品は人間の目では見ることができない速度で光の点滅を繰り返す。しかし、スマートフォンのカメラはこの点滅光を撮影時に一枚の画像に読み取ってしまう。目には知覚できないために、人間が点滅を気に留めることは無いが、撮影を行う者のカメラに対しては意図しないノイズを発生させる。


  Cameras cannot capture object correctly in a space surrounded by this work. If you take a photo with your camera, the striped pattern noise occurs in the image. To date, being photographed is passive. Objects cannot recognize that they are being photographed. New interactions are created in the relationship of photographing/being photographed as objects themselves have the choice of being captured or not by cameras.
Tokyo Design Week 2016 インタラクティブ展ブースにて展示
中山祐之介
2016年10月